大きいサイズの服の悲しさ

私は昔、162㎝で72㎏ありました。
水泳をやっていたためか、体重はそこまであるように見えなかったかもしれませんが、クラスの男子からも「デブ」と、からかわれたことは数知れずです。

そして、自分自身はオシャレのために普通に服を選んでいると思ったら、いつの間にか「大きいサイズの服コーナー」に足を踏み入れていて、ショックだったこともあります。
しかも、やはりこのコーナー、一般のサイズの服よりもその当時は種類も少なく、太って見せないためのカラーやモチーフの服がそろっていました。
つまり、デザイナーも私たちのような大きいサイズ女性のことを考えた服をそろえたわけです。

とはいっても、通常サイズより服のバリエーションは少ないわけです。
オシャレに芽生えてきた年齢なら様々なオプションから自分に合ったファッションを選びたいわけですが、当時の大きいサイズの服は、そんなこともできませんでした。

形も大きめ女子にぴったりなおばさん体型の物だったり、モチーフも幅が広がらないもの、キャミソールよりもタンクトップが多かったりと、大きめ体型を気遣ってくれるのは嬉しいのですが、何だか悲しくなりました。
でも、それを超え、今は普通体型で筋肉質にもなり、好きな服をSサイズで着れます。