「痩せたら着よう」をやめてみる。今の体型で楽しむぽっちゃり女性のチュニック

「もう少し痩せたら、明るい色を着よう」。
「お腹がすっきりしたら、あのチュニックを買おう」。
「今は体型が気になるから、とりあえず黒くて大きい服でいい」。
そんなふうに、おしゃれを少し先の未来へ預けていませんか。
通販サイトを見て「かわいい」と思ったチュニックがあっても、モデルの着用写真を見て諦める。お店で素敵な色を見つけても、「今の私には無理かな」と黒を選ぶ。
気がつけばクローゼットには、「好きだから買った服」より「体型が隠れるから買った服」が増えている。
ぽっちゃり女性の中には、そんな経験がある人もいるかもしれません。
もちろん、体型を変えたいと思うこと自体が悪いわけではありません。
でも、未来の自分のために、今のおしゃれをすべて我慢する必要はないはずです。
チュニックは、そんなときにも頼れるアイテムです。
お腹や腰回り、ヒップに程よいゆとりを作りながら、自分の好きな色や柄、デザインを楽しむことができます。
例えば、今まで「膨張して見えそう」と避けていた明るい色。
色だけで判断するのではなく、縦へ自然に落ちるシルエットやサイドスリットの入ったデザインを選べば、体型をカバーしながら取り入れることができます。
花柄が好きなら、花柄も楽しんでみましょう。
全面柄に抵抗があれば、襟元や袖、裾に花柄が使われたデザインから始めてもいい。刺繍やレースが好きなら、それも同じです。
「ぽっちゃりだから似合わない」と決める前に、「どうすれば今の私らしく着られるかな」と考えてみる。
それだけで服選びの視点は変わります。
チュニックの丈も、「体をできるだけたくさん隠せるもの」だけを探す必要はありません。
ヒップはカバーしながら前側は少し短いもの。裾にスリットが入ったもの。首元や手首に軽さがあるもの。
隠したいところには安心感を残しながら、好きな部分はきちんとおしゃれとして見せる。
それが、今の体型でファッションを楽しむひとつの方法です。
そして、服を買うときに一度だけ自分へ聞いてみてください。
「これは痩せて見えそうだから欲しいのか。それとも、この服を着たいから欲しいのか」。
もちろん両方なら理想的です。
でも、体型カバーだけが服を選ぶ理由になっていたことに気づいたなら、ときには「好き」を優先してもいいのではないでしょうか。
おしゃれを始めるのに、「あと5キロ痩せたら」という条件はいりません。
旅行へ行く日も、友人とランチをする日も、何でもない買い物の日も、今の自分で過ごす大切な一日です。
その今日を、未来の自分のための待ち時間にしないこと。
今の体型に似合う丈を選び、今の体型に心地よいゆとりを選び、そして今の自分が好きだと思えるチュニックを選ぶ。
「痩せたら着たい服」ではなく、「今日着たい服」を。
そんな一着との出会いが、体型を気にするための服選びから、おしゃれを楽しむための服選びへ変わるきっかけになるはずです。